あま~くて美味しいスイーツの
食べすぎには要注意です!!
砂糖はシミの原因になります。
砂糖(糖質)は摂りすぎると
体内でタンパク質(コラーゲン)と
結びつき「体のコゲ」ともいわれる
糖化現象を起こし細胞を劣化させます。
すると
肌のターンオーバーが乱れメラニンが
スムーズに排出できなくなり蓄積されます。
その結果
シミやしわとして姿を現すだけでなく
糖化は酸化と同様、肌の老化を早めます。
ここでは砂糖がシミの原因になる
糖化のしくみと改善と予防について
お伝えします。
体重が気になりだすと
「甘いものはがまんしよ~」と思うけど
シミが気になってきたから
「甘いものは控えよう」とは
思いませんよね。
おいし~いスイーツを我慢するって
とっても大変ですよね!
でもね
糖分の摂りすぎは太るだけではないのです。
シミ・シワなどの肌トラブルの原因
健康にも影響するので要注意です。
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★砂糖が体内で起こす糖化とは?
★砂糖でシミができるのはなぜ?
★糖化による肌トラブルは・・・?
★糖化した肌の改善法とは?
★糖化の予防法とは?
★まとめ
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【砂糖が体内で起こす糖化とは?】
体内でタンパク質や脂質と余った糖質が
結びついて、体温で温められることで
タンパク質や脂質は変性して劣化します。
※体内では約36度で糖化していきます。
最終的に
老化促進物質・AGEs(糖化最終生成物)を
作り出す反応が糖化です。
「メイラード反応」と呼ばれます。
※体の20%がタンパク質です。
老化促進物質・AGEsは分解されにくく
体内の様々組織に長い間蓄積していると
肌の老化の促進だけでなく
髪の毛や骨など全身の老化を
早めます。
体内機能を低下させるため
様々な病気の原因にもなります。
※AGEs(糖化最終生成物)は
体内で作られるだけではありません。
食べ物にも含まれているので外からも
AGEsを取り入れてしまうのです。
糖化現象を起こす糖は
ブドウ糖(グルコース)と
果糖(フルクトース)の2種類です。
ブドウ糖(グルコース)
⇒ 食事に含まれる砂糖と炭水化物が、
消化酵素の力でブドウ糖に変わります。
果糖(フルクトース)
⇒果物やジュースなどの清涼飲料水
甘味の強い加工食品に多く含まれていて
そのままの形で体温と反応します。
果糖は
ブドウ糖の10倍以上のスピードで
タンパク質や脂質を糖化させます。
糖化は体内だけで起こる現象ではありません。
<例えば>
こんがり焼き色がついたホットケーキは
牛乳や卵のタンパク質と砂糖が
結びついたことでこんがり焼き色がつくと
茶色く変化します。
これが糖化現象です。
糖化によってつくられるAGEsは
食材を揚げたり・焼くことでできます。
きつね色に揚げた唐揚げや
こんがり焼けたパンなども
糖化した食べ物になります。
これと同じことが私たちの体内でも
起こっているのです。
紫外線を浴びすぎると過剰な酸化物が
発生し、それによって体が酸化反応を
することを「体がサビる」といわれます。
体内で糖分によって起きる
糖化反応は「体のコゲ」といわれます。
酸化反応・糖化反応と原因は違いますが
どちらも肌や体の老化・病気の原因に
なることは同じです。
【砂糖でシミができるのはなぜ?】
砂糖(糖分)を摂りすぎると
体内でタンパク質や脂質と結びつき
「糖化」という現象が起きます。
糖の影響を一番受けやすく糖化されやすいのが
皮膚の角層やコラーゲンやエラスチンなどの
タンパク質や脂質です。
「糖化」が進み発生した老廃物・AGEsが
皮膚細胞に沈着すると
肌のターンオーバーを乱すため
メラニンが排出されにくくなり
シミの原因になってしまうのです。
【糖化による肌トラブルは・・・?】
・糖化によって発生した老廃物が
皮膚細胞に沈着すると
くすみとなって肌の透明感が
なくなります。
コラーゲンが糖化してAGEが増えると
シミやシワのもとになります。
・糖化によってコラーゲン繊維が破壊されると
肌のハリや弾力が失われてたるみやすくなる。
・髪の毛のタンパク質が糖化されると
ハリ・ツヤがなくなります。
糖化によって発生するAGEが肌や髪に影響を
与えると年齢より老けた印象になります。
・骨粗しょう症や認知症の可能性も・・
【糖化した肌の改善方法とは?】
糖化によって老化したお肌には
ビタミンC配合の化粧品。
・セイヨウトチノキ種子エキス
・セイヨウオオバコ種子エキス
配合の化粧品は肌の糖化対策に効果的
とは言われてますが
一度体内にAGEsが入ったりできたりすると
外に出すのは難しいです。
糖化した肌を再生するのは難しいので
AGEsを外から入れない・体内で作らないように
糖化を防ぐ効果のある食べ物で
改善するといいですよ。
【糖化の予防法とは?】
糖質は身体を動かすエネルギー源なので
取らないといけませんが
摂りすぎると糖化現象を起こし
肌や全身の老化を促進させたり
病気の原因になります。
はじめに
自分の体内にどれだけ「AGE」が
溜まっているのかを知ることです。
その方法として(目安です)
糖尿病の検査で調べる「ヘモグロビンA1C」の
検査数値が高いほど全身の糖化も進んでいる
可能性が高い。
タンパク質は血糖値が高い状態が続くと
糖化しやすいので血糖値に気を付けてください。
食後2時間くらいでお腹がすく場合も
糖化のサインです。
糖化を防ぐには
血糖値を低くしておけば良いのです。
そのためには食事で血糖値を急激に上げず
緩やかに上げてもとに戻すことです。
食事は
食物繊維の豊富な食事を朝昼夜に
ゆっくりよく噛んで食べる。
料理を食べる順は
野菜 ⇒ 魚・肉などのタンパク質 ⇒ ご飯などの炭水化物
の順番で食べるのがおススメです。
懐石料理で出される料理の順番がお手本です。
料理にお酢やレモンを使う
例えば
唐揚げなど揚げ物にレモンをかけて食べる。
食後30分~1時間を目安に
有酸素運動(ウオーキング)・部屋の掃除
買い物に行くなど積極的に体を動かす。
<糖化を防ぐ調理法>
揚げ物や焼き物の高温調理はAGEsが増えやすい。
茹で物・蒸し物・煮物は
100℃までの加熱になるので
AGEsも少なくなります。
ブドウ糖と果糖を主成分とする
液状糖(異性化糖)には要注意!
(ブドウ糖の10倍も糖化を早める)
お菓子・清涼飲料水・調味料など
様々な加工食品に使用されています。
パッケージの表示には
・ブドウ糖果糖液糖
・果糖ブドウ糖液糖
・高果糖液糖
・砂糖混合異性化液糖
<糖化を防ぐ栄養素>
(糖質の代謝を促す)
ビタミンB1 ⇒ 玄米・枝豆・豆腐
豚肉のヒレやももの部位
(AGEの吸収を阻害する)
ビタミンB6 ⇒ ごま・クルミ
(AGEの吸収を阻害する・ポリフェノール類))
カテキン ⇒ 緑茶・ルイボスティー
( 糖化を加速させる活性酸素を除去)
カルノシン ⇒ 鶏むね肉・動物の筋肉や肝臓
(糖化を加速させる活性酸素を除去)
アントシアニン ⇒ベリー類
(強力な抗酸化作用・コラーゲンを合成する)
ビタミンC ⇒レモンなどの柑橘類・赤ピーマン
(糖質の代謝を促す)
α-リポ酸 ⇒ほうれん草・ブロッコリー・トマト
ニンジンなどの野菜・レバー
食物繊維 ⇒野菜・キノコ・海藻・こんにゃく
食事はバランスよく摂りたいですね。
<糖化を抑制するために気を付けるポイント>
・AGEを多く含む食べ物を避ける。
(判断するポイント)
・糖とタンパク質が一緒に加熱されたもの
・見た目で焦げたものや
きつね色に焼かれたもの
・香ばしいもの
・急激に血糖値を上げない食品を選ぶ。
GI値の数字が(49以下)の食品を選ぶ
化粧品を選ぶとき
抗糖化作用のある
ビタミンCやセイヨウオオバコ種子エキスなどの
植物エキス配合のものを選ぶようにするとよい。
肌の糖化は「真皮層」で起こっているので
どんなに浸透力のある化粧品でも届くのは
「角質層=表皮」までです。
体の外から糖化を防ぐのは難しいので
食べ物で体の中から防ぎましょうね。
シミ・シワのない美肌や健康を手に入れ
いつまでも若々しくいるためにできることから
コツコツ努力していきましょうね♪
【まとめ】
「体のコゲ」とも呼ばれる糖化
糖質は私たちが生きていくには
大切なエネルギー源ですが
余った糖質は体内でタンパク質や脂質と
結びつき糖化現象を起こし
美肌や健康にとってやっかいな物質と
なります。
糖化を防ぐには
体内に余分な糖分がなければいいので
血糖値を上げなければいいのです。
食事の最初はサラダを食べて
最後にご飯やパンなどの炭水化物を
食べるようにする。
体の外
食べ物からAGEsを取り入れないこと。
揚げ物ではきつね色になったもの
焼き物では焦げたものがAGEsです。
※食べるならレモンやお酢をかけたり
するといいですよ。
少しでも参考になればうれしいです^^