メラニンを減らしてくれる美白成分は
目的に合わせて選ばないと効果は期待
できないって知ってましたか?
ここではメラニンを減らすために
知っておきたい美白成分の肌への働きと
シミを改善するのか?予防するのか?
によって使うものが違うことについて
紹介します。
美白成分の働きはメラニンの生成を
抑えることです。
美白成分の効果を得るには
・今あるシミを改善したいのか?
・シミができるのを予防したいのか?
目的に合わせて使い分けなければ
いけないのです。
美白化粧品でお手入れをしてるのに
効果が感じられない・・・・
美白成分って本当にシミに効くのかな?
と感じているなら一度
・目的に合った美白成分を
選んでいないか?
・美白成分がきちんと配合されているか?
・メラニン色素が原因のシミなのか?
確認してみるのもいですよ(^^)
美白成分は
メラニン色素が原因のシミには
効果が期待できるけど
メラニン色素が原因でないシミや色は
薄くする(白くする)ことはできません。
ここからは
・紫外線を浴びてメラニンが作られ
シミになるまでの流れ。
・美白成分の肌への働き
・目的に合わせた美白成分の選び方
について紹介します。
【紫外線を浴びてメラニンが作られ
シミになるまでの流れ】
紫外線を浴びると肌内部を守ろうとして
表皮細胞から、情報伝達物質
(エンドセリンなど)が分泌される
↓
シミの元となるメラノサイトに
「メラニンをつくれ!」と指示を出す。
↓
メラノサイトではじめにつくられるのが
「チロシン」というアミノ酸
↓
「チロシナーゼ」という酸化酵素の働きで
メラニン色素に変化させる
↓
メラニン色素は徐々に角層へと上がり
最後はターンオーバーとともに排泄されます。
肌が健康であれば、ターンオーバーとともに
メラニンを含む古い角質と一緒に垢となって
排出され、元の肌に戻ります。
なんらかの影響で過剰にメラニン色素が
つくられたり、ターンオーバーが遅くなって
メラニン色素が排出されないと
シミやくすみとなって肌に残ります。
でき始めは薄い茶色をしていたシミも
しだいに濃くなり定着してしまうと
レーザーなどで治療をしないと消せません。
【美白成分の肌への働き】
美白成分は2つの働きによって
メラニンを減らします。
【1つ】メラニンを薄くする働き
(今あるシミを改善する)
★メラニンを薄くする
色濃くなったメラニン色素を、
少しずつ元の肌に戻していく。
有効な美白成分 ・ ハイドロキノン
★低下したターンオーバーの機能を
正常にして黒くなったメラニン色素を
含む古い角質を排出する。
美白成分とはあまり関係ありませんが
肌のターンオーバーを正常にするには
正しいスキンケアを行うことが大切です。
・ダメージの大きいクレンジング・洗顔は
こすらず汚れを浮かしすすぐ。
(1分~1分半で終わらせる)
・しっかり保湿をして肌を乾燥させない
・古い角質を除去する
(ピーリングのやりすぎに注意)
・UVケア
(日焼け止めは3時間ぐらいで塗り治す)
<<ターンオーバーが遅い場合>>
・肌がくすむ
・シミが消えない
・日焼けした肌がなかなか元に戻りにくい
・肌がザラザラしてる
年齢を重ねるとともに遅くなります。
<<ターンオーバーが早い場合>>
・肌が乾燥しやすい
・刺激に弱く肌荒れしやすい
・ピーリングを良く行う
肌をゴシゴシ洗ったりタオルで
ふいたりすると肌を傷つつけるせいで
ターンオーバーが早くなります。
★メラニンの酸化を抑える
メラニンは酸化されることによって
黒くなります。
酸化した黒色メラニンを元に
戻すことによって黒色メラニンを
無色化することができます。
有効な美白成分 ・ビタミンC誘導体
【2つ】メラニンの生成を抑える働き
(これからできるシミを予防する)
メラニン色素が作られる過程で
どこでその働きを抑えるかです。
どの段階に作用するのかは
美白成分の種類によって違います。
※段階は3つあります。
<1段階目>情報伝達物質を抑制
「メラニン色素をつくれ!」という
指令物質の働きを邪魔する。
有効美白成分
カモミラET・トラネキサム酸
<2段階目>メラニン生成に必要なチロシナーゼ
(酸化酵素)の働きを抑える
紫外線を浴びるとチロシナーゼは活性化し
はじめにつくられるメラニン色素のもと
チロシンをすぐにメラニン色素のに変化させます。
このチロシナーゼの働きを抑制することで
メラニン生成を抑えます。
有効美白成分
アルブチン・コウジ酸・ビタミンC誘導体
プラセンタエキス・トラネキサム酸
油溶性甘草エキス・・・・など
<3段階目>チロシナーゼ自体を減らす
チロシンをメラニン色素に変換してしまう
チロシナーゼ(酸化酵素)自体を減らすように働く。
有効成分
リノール酸
【目的に合わせた美白成分の選び方】
★今あるシミを改善したい
ハイドロキノン
ビタミンC誘導体
★シミを予防したい
アルブチン
コウジ酸
トラネキサム酸
油溶性甘草エキス
リノール酸
美白化粧品を選ぶとき
目的に合わせてこれらの成分が
配合されているか確認し
自分の肌に合った物を使ってください。
お役に立てればうれしいです(^^♪
【 まとめ 】
美白成分の働きはメラニンの生成を
抑えること。
美白成分は
異なる2つの働きでメラニンを
減らします。
・メラニンを薄くする
(今あるシミを改善する)
有効美白成分
ハイドロキノン
トレチノイン
ビタミンC誘導体
・メラニンの生成を予防する働き
(シミができるのを予防する)
有効美白成分
ビタミンC誘導体
アルブチン
コウジ酸
トラネキサム酸
カモミラET
・
・
・
美白成分は目的に合わせて
使い分けないと効果は出にくい。
美白成分は
メラニン色素が原因のシミには
効果が期待できるけど
メラニン色素が原因でない
シミや色は薄くすることは
できません。