顔が乾燥するとシミが増えてきたり
 色濃くなったりします。
特に年齢を重ねるとしっかり保湿をしても
 なかなか改善されません。
なぜなら乾燥した肌は角質が溜まりやすく
 保湿成分が浸透しにくくなるからです。
このページでは顔の乾燥でシミが増える
 年齢肌を改善するために正しい洗顔と
 保湿ケアについて紹介します。
洗顔・保湿ケアは毎日しているのに
 年齢とともに顔が乾燥してシミが
 徐々に増えてきた・・・
なんてことありませんか?
私も洗顔と保湿ケアはしっかりしていた
 つもりでしたが、40代に入ってから
 年々顔の乾燥とシミに悩まされてきました。
私の場合、あまり深く考えずにただ
 クレンジングと洗顔料で汚れを落とし
顔の乾燥はローションをたっぷりつければ
 改善すると思っていたので日中もよく
 シュッシュとローションをつけてました。
これでは顔の乾燥にもシミにも加齢にも
 勝てませんよね (^◇^;)
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 ★なぜ年齢を重ねると顔(肌)が
 乾燥しやすくなるのか?
★顔が乾燥するとなぜシミが
 増えるのか?
★加齢による顔の乾燥と増えるシミを
 改善するために
・クレンジングの役割と注意点
・洗顔の役割と注意点
★正しい保湿で乾燥しにくい年齢肌に
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 について紹介します。
私たちの肌は「表皮」「真皮」「皮下組織」の
 3つの層でできています。
美肌を求めて毎日お手入れをしているのは
 厚さわずか0.2mm(ラップの厚さ)程しかない
 表皮層をお手入れしています。
表皮は、外的刺激から肌を守ったり
 体内の水分の蒸発を防ぎ肌のうるおいを
 保つ働きをしています。
これが「バリア機能」です。
バリア機能のもう一つの大きな働きは
 肌の内側から湧き出る水分を角質層に
 キープすることです。
皮膚の一番下にある基底層で作られた
 新しい細胞は約28日かけて角質へと上がり
 最後はアカとなって剥がれ落ちます。
肌のターンオーバーとは
 お肌の細胞が周期的に
 生まれ変わることです。
ターンオーバーのサイクルが正常なら
たとえ表皮が傷ついたり・乾燥したり
 日焼けしたりと肌がダメージを受けても
 絶えず細胞が入れ替わっているので
すこやかでうるおいのある状態に
 戻せるようになっています。
とこらが年齢を重ねると・・・
★なぜ年齢を重ねると顔(肌)が
 乾燥しやすくなるのか?
年齢とともに角質層の潤いを保つ
 保湿成分は減少してしまいます。
角質層の潤い成分はこの3つです。
・細胞間脂質(セラミド・コレステロールなど)
 ・皮脂(皮脂腺から分泌されます)
 ・天然保湿因子(アミノ酸など)
保湿成分が減少すると角質層の水分は蒸発し
 バリア機能が失われ、肌は乾燥し肌表面は
 カサカサ状態になります。
それだけでなく紫外線や摩擦などの
 外的刺激から肌を守ることもできなく
 なります。
★顔が乾燥するとなぜシミが
 増えるのか?
シミの原因になっているのは
 メラニンです。
大きな原因はこの2つです。
<1つ目>
 年齢とともに肌のターンオーバーが
 遅くなるから。
すると
 ・古い角質がいつまでも剥がれ落ちず
 表面に溜まり角質が厚くなる。
・メラニン色素も排せつされず
 沈着しやすく突如シミとなって
 現れます。
肌のターンオーバーのサイクルを
 低下させないためには古い角質を
 溜めないことです。
<2つ目>
 年齢を重ねると角質層の保湿成分が減少し
 バリア機能が失われるから。
バリア機能を失うと肌の乾燥だけではなく
 紫外線や摩擦などの外的刺激から肌を
 守れなくなります。
肌は紫外線によるダメージを受けたり
 摩擦による刺激を受けると肌を守るために
シミの元となるメラノサイトに
 「メラニンを作れ!」と指示が出て
 メラニンが作られます。
作られたメラニン色素がターンオーバーで
 上手く排せつされないとシミになります。
★加齢による顔の乾燥と
 増えるシミを改善するために
・肌の汚れを正しくしっかり落とす。
・正しい保湿で乾燥しにくい状態の肌を作る。
しっかりお手入れはしているのに
 乾燥肌もシミも改善されない方は
 一度チェックしてみて下さいね。
肌の汚れとは・・・・?
排気ガスやほこりなどの空気中の汚れや
 汗や皮脂・古い角質・メイクアップ料などの
 油性の汚れがお肌の上で混ざり合っています。
これが肌の汚れといわれるものです。
この汚れを落とす工程しだいで
 洗顔後のお手入れの効果がきまります。
スキンケアの土台となる
 汚れを落とす工程には
 クレンジングと洗顔の2種類あります。
【クレンジングの役割と注意点】
クレンジングの役割は
 水では落ちない油性のメイク料などの
 汚れを落とすことです。
クレンジングは肌にとっていちばん負担になる
 工程なので、ただやみくもに使っていても
 肌にダメージを与えるだけです。
すこやかでキレイな素肌は望めません。
<洗うときの注意点>
・クレンジング料の使用量は説明書を
 参考にケチらないこと。
クレンジング料が少ないと
 肌になじませるとき摩擦による
 ダメージを与えます。
・ゴシゴシこすらない
角層に傷がつき肌荒れの原因になります。
熱すぎるお湯 ⇒肌を乾燥させます。
 冷たい水   ⇒油が固まって汚れが
 落ちません.
<クレンジングの仕方>
①使用量の半分を手に取り
 皮膚の強いTゾーンから乗せる。
指の腹を使いこすらず軽く
 メイクとなじませる。
②クレンジング料の残りの半分を手に取り
 頬などのUゾーンにのばし、軽くメイクと
 なじませる。
③最後に最も皮膚の弱い目元・口元に
 クレンジング料を伸ばし軽くメイクと
 なじませる。
④人肌程度のぬるま湯で素早くすすぐ
肌に負担がかかるクレンジングは
 なるべく短時間で終わらせてください。
※肌のうるおいを必要以上に
 取ってしまうから。
約1分を目安にしてくださいネ。
多少ベタつきがあっても大丈夫です。
<クレンジングを選ぶ基準>
油性のメイクアップ料を浮かせて
 落とすには油分がどうしても必要です。
ぬるま湯で洗い流すとき、油と水を
 なじませるために界面活性剤が必要です。
クレンジング料のタイプは
 油分と界面活性剤・水の配合量が
 違うのです。
<メイクオフ力が強い順>
●オイルタイプ(濃いメイク)
 (肌への負担が大きい傾向にあります)
●クリームタイプ(デイリーに使うなら)
 (油分と水分のバランスがよい)
●ミルクタイプ
 水分が多いためメイクとなじむまでに
 時間がかかりやすく、肌を擦ってしまう
 場合があるので注意してください。
【洗顔の役割と注意点】
洗顔の役割は
 クレンジングはメイクアップ料などの
 油性の汚れを落とし
洗顔は水性の汚れを落とすことに
 特化してます。
<洗顔の時の注意点>
・泡の量が少ないと摩擦の原因になります。
・ゴシゴシこすらない
 (摩擦で角質層を傷つける)
・短時間でしっかりすすぐ(1分~1分半)
 (生え際やあごの下に泡がついていないこと)
<洗顔の仕方>
①手を洗い、ぬるま湯で顔を素洗いする。
②水を加えながら洗顔料をよく泡立てる。
目安
 手と手とを合わせ、
 あいだに泡のクッションができる程度
※泡立てネットを使うと早く泡は立つけど
 水が少なく濃度が高い場合があるので
 注意してください。
洗い上がりがしっとりする洗顔料は
 油分が含まれていることが多いです。
私は固形石鹸を使ってます。
理由
 しっかり汚れが落ちて
 肌に油の膜のようなもの(ヌルッ?とした感じ)
 が残らないから。
★正しい保湿で乾燥しにくい年齢肌に
保湿ケアって
 化粧水をたっぷりつけたり
 ローションパックをすると
 思って見えませんか・・・?
これは一時的な潤いです。
きちんと肌をうるおすには
 肌そのものを乾燥しにくい状態に
 することが本当の保湿ケアです。
前半でもお伝えしたように
 私たちのお肌にはもともと水分を
 キープする機能があります。
その機能は加齢とともに低下してしまうので
 ここを補って潤いをキープできる肌にするのが
 保湿の本当の目的です。
じゃ~
 戻すにはどうしたらいいのか・・・?
角質層の水分を守っている保湿成分には
 3つありました。
なかでも、角質層の水分のうち80%以上は
 セラミドなどの角質細胞間脂質が守っています。
つまり、セラミドをたっぷり含んだお肌は
 しっかり潤っているのです。
加齢によって減少してしまうセラミドを
 体の中から作り出すことはとても困難で
 じかにセラミドを飲んでも増やせません。
うれしいことにセラミドは化粧品で
 補えるのです。
乾燥しやすくなった年齢肌に
 潤いを取り戻すには
セラミド配合の化粧品が必須です!!!
セラミド配合化粧品を選ぶときのポイントは?
・セラミドは水溶性ではないので化粧水ではなく
 美容液や乳液に配合yされています。
・セラミドはいろんな種類があるので
 選ぶときには注意が必要です。
人間の肌に近い組成であること。
人間の肌には、約6種類のセラミドが
 あることがわかっています。
なかでも、保水力に優れているセラミドは
セラミド1・セラミド2・セラミド3
このいずれかが入っているものを
 必ず使ってください。
極端に安いものだとセラミドが少ししか
 入っていませんので注意してください。
最後に化粧品の役割についてお伝えしますね。
<粧水 >
(役割)
・理想的なpHバランスに整える。
・肌を柔らかくして後につける美容液や乳液の
 浸透を助ける。
(付け方)
洗顔後の肌は急速に乾燥が進むため
 素早く水分を補う。
説明書通りの分量を手にとる
手で押さえるようになじませる。
<美容液>
(役割)
 保湿成分や美白成分など
 さまざまな有効成分を
 肌に補給する。
(付け方)
説明書に書いてある分量を手に取る。
 (量はケチらない)
顔全体に押さえるようになじませる。
(保湿を目的で選ぶ)
加齢によって減少したセラミドを補うためにも
 保湿力にすぐれたセラミド配合の美容液を選ぶ
※セラミドは水溶性ではないので
 ある程度油分を含んだ美容液を選ぶ
保湿成分は・・・
水分をはさみ込む ⇒ セラミド
水分を抱え込む ⇒ ヒアルロン酸
 コラーゲン
毎日クレンジング・洗顔・保湿ケア
 してるのに、顔の乾燥も増えるシミも
 改善されない・・・
年だからとあきらめてしまうと
 肌の老化も顔の乾燥もどんどん進み
シミは色濃く増えてきます。
もう一度
 汚れをきちんと落とすこと
 保湿成分をしっかり補うこと
 から始めてみませんか?
少しでも参考になればうれしいです(^^)

